妊活中に薬は飲んでいい？お酒は？日常で気を付けること

• 妊活中のよくあるお悩み
• 妊活中の飲酒や禁煙、服薬の影響
• 妊活中に日常で気を付けること

妊活中に薬は飲んでいい？お酒は？日常で気を付けること
妊活中は、自分にできることを何でもしたい！と色々なことを調べると思います。妊娠したら赤ちゃんのために食べない方が良いもの、控えた方がいいことなどがあり、医師からや、母子手帳をもらう時に説明を受けるでしょう。では、妊活中は何に気をつけたらいいでしょうか。考え方はいろいろありますが、一例としてご紹介します。

妊活中のよくあるお悩み

妊活中は気を付けることがあるのか？

少しでも妊娠しやすいように体を変えて行きたいと、妊活中は悩む方も多いでしょう。通院している方は、実際に病院で聞いたという方も多いはずです。結論から言ってしまえば「これをすれば妊娠する！」という魔法のような方法は残念ながらありません。いつも通り、ストレスを貯めないように過ごすことが大切ですが、不健康な生活を送っている自覚がある方は改善する余地があるかもしれません。

体質を改善したい！

女性・・・良い卵子を育てるために、体質を改善したいと考えるかもしれませんが、卵子の質を変えることはなかなか困難です。たんぱく質、葉酸、ビタミンE、鉄、亜鉛が不足しないようにバランスよく食事をとり、適切な運動、睡眠をとり、健康を心掛けるようにしましょう。

男性・・・精子の質の改善をある程度期待することはできます。禁煙、お酒の量の調整（ビール1日1杯程度まで）、睾丸を温めない、精子をためない、亜鉛、大豆製品をとるようにするなど、すぐに実行できることがあります。

男女ともに、BMI18.5～25の標準体型を目指すことが大切です。女性の痩せは妊娠にとって禁物です。

妊活中の飲酒や禁煙、服薬の影響

飲酒・禁煙

妊娠に気が付く前の0～4週の飲酒に関しては1，2杯楽しむ程度なら問題ないでしょう。妊娠と分かれば飲酒は控えるべきです。
ただし喫煙に関しては、基本的に健康を害するものなので、妊活中から早めの禁煙がおすすめです。パートナーも禁煙すべきです。

服薬

服薬に関しては、妊娠初期から胎児が影響を受けやすいので、妊娠の可能性がある時期は慎重になった方が良いです。特に不妊治療で投薬がある場合には、飲み合わせなども関係してくるので、いつも飲んでいる薬があれば早めに医師に相談してください。頭痛などの我慢できない痛みには、妊娠中でも飲めるカロナールなどの薬が処方してもらえます。いずれにしても服薬の必要がある場合は、医師に相談してください。

妊活中と妊娠中の違い

妊活中だからといって、妊娠中に指導がある禁酒や生肉、生卵への注意など全てを実行するとストレスに感じてしまうかもしれません。なぜなら妊娠は期間が決まっていて必ず終わりがきますが、妊活は人によってようする時間が違い、年単位におよぶことも考えられるからです。
もし、妊娠中と同じように気をつけたいのなら、リセット（生理）から排卵日までは好きなものを食べて、排卵日の後、妊娠している可能性がある時期には、妊娠中と考えて生活をするのがおすすめです。それなら、月の半分は好きなものが食べられますし、リセットしてしまった時にはお酒を飲んで気分を変えることも可能です。

妊活中に日常で気を付けること

妊娠中と同じように食事に気を付けるのなら

• アルコールやカフェイン→妊娠中のアルコールはNG、カフェインもとりすぎ注意
• 生卵のサルモネラ菌→卵は中心まで火を通して食べる
• 生肉のトキソプラズマ→中が赤い肉は食べないように
• マグロやクジラ、キンメダイ→大の魚には水銀が含まれているので食べすぎに注意
• うなぎやレバー→ビタミンAの過剰摂取になるため妊娠初期は注意が必要

妊娠（着床）のために日常生活で気を付けること

• 適度な運動で血行を良くし、卵巣機能の向上に期待
• 規則正しい睡眠で成長ホルモンの分泌を促し、ホルモンのバランスを整える
• 体、特に下腹部を温め卵巣機能を低下させない
• 充分な休息をとり、ストレスをためないこと

日常生活において、体のため、着床のためにできることがいろいろあると感じられたのではないでしょうか。ストレスにならない程度に実行してみてください。